駅概要
福山から府中を経て当駅に至る福塩線(ふくえんせん)はここが終点ですが、すべての列車が三次駅まで乗り入れます。駅から山側へ歩いたところに県立高校があり、登下校の時間帯は生徒さんで少々賑わいます。
駅近くの小さなショッピング・ストリート
駅舎
木造駅舎です。駅舎内は待合室も兼ねています。
錆びて見えづらいですが、タクシー駐車場である旨の看板もあります。鍋は灰皿代わりでしょうか。
駅入口看板
こちらも木製です。青色の塗料を地とし、その上から駅名が丁寧な筆遣いでしたためられています。目を凝らすと見えてくる木目が味わい深い一品です。
便所
駅舎に隣接してお手洗いがあります。ピンボケしてしまいました。
窓口もありますが、訪問時はがらんとしていました。
右側には待合スペースがあります。ちょうど下校時刻に差し掛かり、高校生が列車の到着を待っていました。
駅のサインではありませんが、駅舎とホームをつなぐ地下道にあった銘板に目を引きました。広島県内の駅ですが、「設計:岡山鉄道管理局」とあります。国鉄時代は当駅を含めて東側が岡山鉄道管理局、西側が広島鉄道管理局の管轄であった所以です。民営化後は、JR西日本広島支社が管轄しています。
ホーム
地下通路を登って見える光景。右手に構内踏切の跡があります。
番線標
スミ丸ゴシックとは異なる趣の手書き文字です。
1番のりばが備後落合・府中方面(上り)、2番のりばが三次・広島方面(下り)です。
方面案内
上段が芸備線、下段が福塩線の行先を示しています。
単なる直線ではなく、線路に向けられた矢印で分けている点にアイデア賞。
下りはシンプルです。現在は定期列車で当駅からの広島直通はありません。かつては岩国直通もありました。
乗車目標
シール貼りと、道路標示のようにホームに直接ペイントされたものがありました。
文字数の兼ね合いでしょうが、旧国名が省略されているのが意外でした。
時刻表
正面から撮影したものは、パネルに反射した顔が写っていない上部のみ掲載します。
どちらも似た感じの路線色です。
駅名標
ホーム上には建植式の駅名標が1か所設置されています。路線色には対応していません。ホームが狭いので、広角レンズを持っていなければ正面から撮影することは難しいと思います。
駅から3分くらい歩いたところまで行けば、上りの方は正面から撮影できそうです。
封鎖している構内踏切の駅舎側にも1枚駅名標があります。
こちらは岡山県・広島県内で散見されるもので、「並木中角ゴシック」というフォントで設えています。生け垣がモリモリ伸びてきて全容をハッキリと記録できませんでした。
塩町駅のもじ鉄探訪はこれにてお開き。
お隣の神杉駅まで歩ける距離だったので、そちらも行けばよかったなぁと思った次第です。
2021-10月中旬訪問
2021-10-22公開